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風の木クリニック

精神科・心療内科・カウンセリング
精神科医 高橋和巳

〒102-0092 千代田区隼町3-19 隼町MTビル2F
tel 03-3239-5611/ fax 03-3239-5612
東京メトロ 半蔵門駅6番出口3分
東京メトロ麹町駅 1番 出口 6分
東京メトロ 永田町駅 4番 出口 7分

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2023年9月:高橋医師が病気療養中のため、一部の診療時間を短縮、あるいは臨時の休診をお願いしてます。大変なご迷惑をおかけしていますが、宜しくご理解をお願いします。
当院所属の心理カウンセラー5名のカウンセリングはこれまで通り随時ご利用できます。

2023年9月:高橋医師の診察・カウンセリングの新規受付を当面の間、中止しさせていただいています。たくさんの方が「待ちリスト」でお待ちいただいているためです。「待ちリスト」の余裕が出来次第、受けつけを再開いたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくご理解をください。
当院所属の心理カウンセラー5名のカウンセリングは随時ご利用できます。
2019年3月:クリニックが移転しました。


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特定商取引法に基づく表記

診療内容


診療室

■診療方針

当クリニックは精神・心理療法を中心にして、必要最小限の薬物療法を組み合わせて治療を行っています。そのため保険診療であってもなるべく長い診療時間がとれるように完全予約制になっています。

 

どんなことで相談ですか?

自分の問題で相談したい。   家族のことで相談したい。

             

うつ病

症状:最近、数週間、ずっと気持ちが落ち込んでいる、以前は楽しかったはずのことが今はそう思えない、疲れやすい、仕事に集中できず以前と比べて能率が落ちている、意欲がわかない、イライラする、眠れなかったり眠れても朝早く目が覚めてしまう、食欲がなく痩せてきた。こうなってもっと頑張らないといけないのに、頑張れない自分を責めて、自信を失っている…。
原因:うつ病にはかならずきっかけ(=原因)があります。多くのきっかけは、最近、数ヶ月以内に起こった生活や仕事上のストレスです。家族に不幸があった、家族内でいざこざが多くなった、仕事が急に忙しくなった、転勤や異動があった、人間関係で問題が起こった……など。こういった最近のストレス(=ライフ・イベント)と、それに対応する自分のストレス対応力とのアンバランスがうつ病を引き起こします。
治療:うつ病は軽症から最重症まで4段階に分かれています。中等度症以上は、一定期間の服薬が必要です。薬はよく効きます。睡眠や食欲の低下は短期間で回復します。服薬によって症状が少し安定した後は、精神心理療法が治療の中心となります。むしろ、こちらの方が治療の要です。精神心理療法で見いだすことは、自分を許容できること、自分を認められること、自分に課してきた義務感を少しばかり緩めてあげること…などで、これらによってストレス対応力が増していきます。

反復性うつ病 (燃え尽き症候群)

症状:別名「燃え尽き症候群」とも言います。何度もうつ病を繰り返して、疲れきって、倒れてしまいます……が、うつ病が少し良くなるとまた必死で頑張ります。365日24時間、いつも心に強い緊張と不安をかかえて生きています。その緊張が途切れると、気持ちが落ち込んでいる、気力がわかない、意欲がわかない、疲れやすい、仕事に集中できない、イライラする、眠れない、食欲低下などのうつ病の症状が一気に広がって倒れてしまいます。頑張れない自分、緊張を維持できない自分を責めて、生きいていくのも辛くなります。
原因:多くの場合、幼少時の家庭内の緊張、家族の中での孤立感が背景にあります。そのために、人に甘えたり、本音を言ったりすることが苦手で、相談も出来ません。仕事や人間関係で困ってしまっても、一人で問題をかかえて、一人で解決しようとさらに緊張しています。
治療:最初はうつ病の治療をします。その期間、服薬をすることもあります。うつ病の症状が一段落したら、精神療法(カウンセリング)へと進みます。自分が生まれ育ってきた家族(原家族)と幼少時の自分の生き方を正確に理解出きるようになうと(自己理解)、自分の生き方が「大変だったな」と納得が出来るようになり(自己受容)、自信がついてきます。そうするとが、症状は消えます。もう、うつ病を繰り返すことはありません。

パニック障害

症状:何の理由も、予告もなく急に激しい呼吸困難・窒息感や動悸が始まり、このまま死んでしまうのではないかと死の恐怖に襲われます。電車の中や映画館など閉塞された空間で起こることが多いですが、静かな自宅の中でも起こります。恐怖の中では何もできません。ただ震えています。二度と起こって欲しくない「発作」です。でも、考えるとまた起こりそうで心配になります。電車の中で起こすと、それ以後、電車に乗れなくなってしまうこともあります。
原因:長く抱えている対人的な緊張感、孤立感が背景にあります。比喩的な言い方ですが、小さい時に「恐いよ、助けて!」と誰にも言えなかった、あるいは言いにくかった体験があったのだと思います。
治療:症状を抑えるのには、精神安定薬やある種の抗うつ薬が有効です。薬はよく効きます。薬の効果が出てきたら、次は、精神療法によって「安定した心」の状態を探ります。自分の抱えてきた緊張の原因が分かると、症状は消えます。最終的には、服薬を終了します。

不安性障害

症状:パニック障害ほど強いものではないけれど、漠然とした不安、不全感、焦り、抑うつなどが広く、長く続いている障害です。このままでいいのかと考えていたり、何かに追い立てられているように生活していたり、身内に悪いことが起こるのではないかとか、何か大きな失敗、不幸を引き起こしてしまうのではないかとか、いつも心配、不安で、不吉なことを考えてしまいます。動悸や手の震え、発汗など身体的症状を伴うことも多いです。
原因:対人的な慢性の緊張、社会的な場面での強い不安、人にどう思われるかが怖い、人前で上手く振る舞えないなど心配をかかえています。それらが始まった時期、強く自覚するようになった場面を探っていくと、原因がはっきりとしてきます。
治療:症状は薬(抗不安薬)で一時的におさまります。根本的な治療は、日々感じている不安の内容を言葉にして表現することから、始まります。自分の不安を、自分の言葉できちんと表現できれば、それだけで、楽になります。これまでの「不安をかかえてきた自分」が理解でき、それがどこから始まったかが分かれば、その先に新しい生き方が見えてくるでしょう。

PTSD (心的外傷後ストレス障害)

原因と症状:自分の存在が潰されてしまうのではないかと恐怖におののいた異常体験から始まります。例えば、瀕死の事故に遭った、地震・津波に襲われた、死の危険に遭遇した、性的な被害を受けたなど、圧倒的な力で迫ってきた恐怖の体験です。PTSD(心的外傷後ストレス障害)はそういった精神的・身体的なストレスの後に起こってくる障害です。押しつぶされそうになった恐怖を忘れられずに、いつまでもそれにとらわれて自分を苦しめます。さらに時間がたつと、いつまでもそこから「立ち直れない」自分を責めて、うつ病になり、苦しみが二重になってしまいます。
治療:対症療法として抗不安薬や抗うつ薬を服用することもあります。特に、睡眠を確保するための睡眠薬は一時期、必須です。根本的な治療は、自分の存在を認め直して行くことです。恐怖に潰されそうになった自分は、「でも、今、生きています」。そして、まだ立ち直れないと自分を責めていますが、その自分をそのままに、ゆっくりと、大切に認めていく作業が回復への精神療法です。

反応性愛着障害/脱抑制型対人交流障害

原因と症状:これらは虐待(ネグレクト)を受けて育った子どもが示す、親や他の大人に対する「異常な」態度です。「反応性愛着障害」の子はころんで擦り傷を作っても痛がりません。周りに助けを求めず一人で痛みを我慢します。また「脱抑制型対人交流障害」の子は、親や大人に対していつも過剰に「媚びへつらって」「おもねって」「過剰な愛着」を見せてニコニコします。しかし、一人になるとまったくの無表情になって深い孤独を抱えているのが見て取れます。いずれも親から愛情をもらえずに一人ぼっちで生きている子の悲しい反応です。この2つの病名は子どもに対する診断ですが、そういう子は大人になってからも同じような対人関係の緊張を持ち続けます。例えば、無理な仕事を頼まれても断れず一人で抱え込むなど、社会に過剰適応しがちで緊張と不安をかかえて疲れ切ってしまいます。その結果、何度もうつ病を繰り返すことも多いのです(反復性うつ病性障害)。
治療:(I). 子どもがまだ小さい場合は①正常な大人と触れる時間を可能な限り増やしてあげることと、②家庭環境の調整が大切です。また、(II). こういった愛着障害をかかえたまま大人になった人々(=被虐待者)に対しては、心の深いレベルのカウンセリングが適用されます。彼らはこれによってみごとに回復する力を持っています。

摂食障害

症状と原因:食べないで自分をコントロールできているとき(拒食)と、逆に、自棄になって食べ過ぎてしまうとき(過食)とがあります。過食の後は、嘔吐をしたり(自己誘発性嘔吐)、下剤を服用したりします。拒食と過食が交互に表れることも多いです。根底に、「我慢をしていないと人に嫌われてしまう」という不安があります。そのために、我慢できない=太ることへの恐怖があり、過食した後に太らないように嘔吐や下剤の使用が伴うのです。この人から嫌われるという不安は、ほとんどの場合は、小学校くらいまでの母子関係に起因するストレス・我慢・緊張に由来しています。それがその後も長く尾を引いて思春期に近づくと症状になるのです。「人に嫌われる」=「母親に嫌われる」という関係があります。
治療:自分をコントロールできない、自分がダメになってしまうのではという大きな不安・恐怖、それが自分と母親との関係の中でどこから生まれてきたのかを探っていきます。これがカウンセリング(精神療法)の軸となります。不安や恐怖はその出所が見えてくれば、それだけで少しずつ小さくなっていくものです。このプロセスで子どもに強い不安を抱かせる母親側の理由もまた見えてきます。

心身症

症状:明らかに体調が悪いのに検査を受けても異常がないと言われる。いろいろな薬や治療法を試したが、身体の症状はあまりよくならない…。自分でも、もしかしたら、どこかで精神的なストレスが身体の症状に関係しているのかも知れないと思うが、はっきりしない…。ストレスだと言われても自分ではその原因がまったく分からない。
治療:心と身体の関係は密接で、複雑です。その間に生まれるのが心身症です。対症療法として(身体に効く)薬を使うことも必要ですが、基本は心の側面からのアプローチです。身体の症状を生み出しているものは、「頑張ろう、我慢しよう」としている自分と「もう頑張れないよ、疲れたよ」と言っている自分のせめぎ合いで、疲れた自分をまったく出せていないことです。頑張る自分が強すぎて心の中で2つの自分の折り合いがつきません。そうすると、無理が体に出ます。心の中に二つの自分がはっきりと見えてきたときに、心と身体の関係も見えてきます。

不眠症

症状:入眠に時間がかかる「入眠障害」と、途中で何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」とがあります。布団に入ってから、いろいろ「不眠」について考え始めてしまい、考えれば考えるほど、また眠れなくなって、それが「癖」のようになってしまっているのが、不眠症です。最初のきっかけは、仕事のストレスや精神的な緊張だったのですが、それらのストレスが消えた後も、体に緊張が残っています。すると、眠ろうとすると自動的に体に緊張のスイッチが入ってしまい不眠症が続いてしまうのです。睡眠薬は効きますが、長く飲んでいると離れられなくなります。それも心配で、また考えてしまいます。
治療:生活リズムの変更によって体と心に残ってしまった「癖」を取り除きます。朝夕の軽い運動や食事時間の変更、生活時間帯の入れ替えなどを行います。ある期間は睡眠薬を併用しますが、最後には薬なしで眠れるようになるのが治療のゴールです。

子どもの引きこもり・不登校

症状:引きこもり・不登校とは、次のような状態を言います。「生徒・学生なのに学校に通えていない、あるいは、学校は卒業したが仕事に就けていないなど、その年齢相応の社会的な活動ができずに、主に自宅・自室内だけで生活し、家族以外の人との交流がほとんどない状態」です。これがある期間(数ヶ月以上)続くと社会的引きこもりと言われます。不登校・引きこもりの子は自分から治療に訪れることは、ありません。でも、悩んでいないのではありません。学校に行けない自分、仕事に就けない自分を責めています。その辛い気持ちから逃れるため、目を背けるために、昼夜逆転の生活をして家族との接触を断ち、またネットゲームなどに夢中になって目の前の現実から逃げようとします。問題が解決せず家庭内の緊張が高まって親子の対立が激しくなると、家庭内暴力(次の項目参照)になってしまうこともあります。
原因:大きく分けると2つあります。
(1)多くの場合は、親子関係の問題です。家族内で親子が互いにぎくしゃくしてコミュニケーションがスムーズにできていない、いつも互いに緊張しているなどの関係が長く続いていると、子の側の緊張と不安が慢性的になり、何かのきっかけで問題が発生します。親が子どもに厳しすぎる、あるいは、親が忙しくて十分に子どもを見てあげられなかったなどの背景があります。
(2)二番目は、子どもに「ごく軽度の」発達障害がある場合です。ごく軽度なので学校でも気づかれずにいつの間にか本人が周りの人間関係についていけなくなり、自信を失って家に引きこもってしまうという場合です。
治療:まず、原因を特定します。その原因に応じて治療を行います。
(1)親子関係が問題の場合は親の相談・カウンセリングによって家族内の緊張と不安を和らげます。親子の豊かなコミュニケーションが回復すると、子どもが本音を語り始め、やがては引きこもりから脱していく力をつけて、自分から問題を解決します。
(2)子に「軽度」発達障害がある場合は、子が自ら問題を解決することはできません。障害の程度に応じて周りの環境を整えてあげて(環境調整)、子が持っている能力の範囲内で外に出ていけるようにすることが大切です。

子どもの家庭内暴力・思春期問題

症状:思春期の親子対立、いわゆる「反抗期」は子の正常な心理発達にとって大切なことです。子はこの時期を経過して初めて、一人前の大人(成人期の心理発達)になることができます。それは社会の中での自己責任の確立とか、アイデンティティの確立とか言われます。反抗期を通過できないと、「成人期」へと心の発達を遂げることができません。そうすると、仕事についた時や、あるいは結婚して子育てをしているときなどに自分のアイデンティティが不安定になってしまい、出勤できなくなったり、子育てで悩んで倒れてしまいます。このように心の成長に必須で大切な反抗期ですが、しかし、一方、これが激しすぎるとまた問題です。激しすぎる「反抗期」が家庭内暴力です。子どもの親への執拗な暴力、物品の破壊、執拗な金銭の要求、不登校、非行問題などとして現れます。
原因:激しすぎる反抗期の原因はそれまでの親子関係にあった緊張です。つまり、家庭内の過度の緊張の中で子どもは長い間自分を出すことを遠慮してきました。その我慢が思春期になって自我に目覚めたときに、一気に爆発するのが、激しすぎる反抗期です。
治療:親のカウンセリングが治療の要で、それまでの自分が営んできた「家族」・「親子関係」を見直していきます。それができると、今、目の前で怒りを表している子の気持が見えてきます。気持が見えると、これまでとは違う親子のコミュニケーションが生まれ、この「激しすぎる反抗期」は自然と収まり、子は思春期を成就して大人になり、親子は互いに相手を尊重して、仲良く安定します。

子どもの発達障害

分類:発達障害には、主に以下の4つがあります。
 1.知的能力障害
 2.学習障害(LD)
 3.注意欠陥多動性障害(ADHD)
 4.自閉症スペクトラム障害
重度〜中等度の場合は小学校入学以前に気づかれますが、「軽度」から「境界領域」の場合は小中学校と気づかれないまま、様々の問題・不適応を起こしていることがあります。
診断:当院ではWISC-IVなどを含む心理検査も実施していますが、軽度の場合、検査だけでは見逃してしまうこともあります。最も鋭敏な診断は、親から子どもの詳しい日常生活や対人関係の情報を直接、聞き取ることです。具体的には生活態度・学校の成績・友だち関係の持ち方・家庭内で起こすトラブルの内容を聞き取ることでごく「軽度」のものであっても診断ができます。ついで、診断に基づいての環境調整など子の社会的な適応レベルを上げていく対応法を考え、助言します。

配偶者のアルコール問題・ギャンブル・浪費

問題:配偶者(夫、もしくは妻)が、アルコール依存症、浪費(買物依存)、パチンコなどのギャンブル、ゲーム依存症などの問題を抱えて困っている。止めさせようとしても、止めない。そればかりか、かえって激しくなって夫婦間の喧嘩も絶えず、生活が破綻してしまうかもしれないと不安になる。
対処法:まずは原因を特定することが大切です。これらの問題には必ずはっきりとした「原因」があります。例えば、(1)配偶者が生まれ育った原家族の問題(虐待を受けていたとか、幼少期から大きな心の傷をかかえてきたとか)を引きずっていたり、あるいは(2)配偶者自身に発達障害があって見逃されていたり、または(3)配偶者に他の大きな精神疾患が隠れているなどです。これらの原因を特定して、それに応じた対処法を考えていきます。

配偶者の暴力(DV)

問題:DV(Domestic Violence)とは「配偶者などからの受ける暴力」の意味で、次のようなものがあります。
  「身体的暴力」(殴る・蹴る・物をぶつける)
  「精神的暴力」(暴言・威嚇・恫喝・罵る・無視する)
  「性的暴力」(性行為の強要・中絶の強要・避妊に協力しない)
  「経済的暴力」(仕事を制限する・生活費を入れない)
  「社会的隔離」(人に会わせない・隔離する・電話や手紙をチェック・外出を妨害する)
これらの行為でいつも圧迫され、びくびくして生活しているのが、DV=「配偶者等からの暴力」です。
対処法:まずは原因を特定することが大切です。これらの問題には必ずはっきりとした「原因」があります。例えば、(1)配偶者が生まれ育った原家族の問題(虐待を受けていたとか、幼少期から大きな心の傷をかかえてきたとか)を引きずっていたり、あるいは(2)配偶者自身に発達障害があって見逃されていたり、または(3)配偶者に他の大きな精神疾患が隠れているなどです。これらの原因を特定して、それに応じた対処法を考えていきます。

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診療内容

医師紹介


診療室にて

■精神科医・高橋和巳

経歴
 1953年生
 東京都立小石川高校卒業
 慶応義塾大学文学部中退
 1984 福島県立医科大学医学部卒業
 東京医科歯科大学神経精神科入局
 1988 東京都立松沢病院勤務
 東京医科歯科大学にて医学博士号取得
 2001 都立松沢病院精神科医長を退職
 2004 風の木クリニック開設

資格
 精神保健指定医 / 日本精神神経学会・精神科専門医
 日本睡眠学会・睡眠医療専門医

主な著作
 

親は選べないが人生は選べる

ちくま新書
(ちくま新書の紹介文)
どんな人も、生まれる環境や親は選べないが、そこから自分の人生を自由に選ぶことはできる。カウンセリング経験豊かな精神科医が「親との別れ方」を指南する。

精神科医が教える聴く技術

ちくま新書
(ちくま新書の紹介文)
自分を語ることによって、人が変わっていく、自分の生き方を変えていく。/人が自分を語ることによって新しい言葉や文脈をいくつ見つけられるか、それがその人の生き方を変える速度と深さを決めます。/人が語り続けるのを支えるのは、聴き手である人の「聴く力」です。

「母と子」という病

ちくま新書
(ちくま新書の紹介文)
人間に大きな心理的影響を与える存在は、「母」である。人は、人生で一番大切な「安心」「甘え方」を母親に教えてもらうのだ。ここでは、母親を三つのタイプに分け、それぞれで子がどんな心の病になるのかを分析し、そして回復に至る道のりの違いを分析する。長年、診療現場で様々な「母子関係」を見てきた精神科医だからこそわかる、「母と子」という関係に潜む病と、その回復のヒントを示す。


消えたい

ちくま文庫
(ちくま文庫の紹介文)
虐待された人の生き方から知る心の幸せ
自分の「存在」を疑ったことはありますか?
精神科医である著者は、虐待された人たちが「死にたい」ではなく「消えたい」という表現で「自殺への欲求」を語ることに気付いた。そこには、前提となる「生きたい」がないのだ。彼らがどのように育ち、生き延びて、どんな苦しみを背負っているのかを、丁寧にたどる。そして、立ち直っていった経緯を明らかにする中で、人間の存在の不思議さと、幸せの意味に迫る。

子は親を救うために「心の病」になる

(ちくま文庫の紹介文)
著者は「引きこもり」や「拒食症」で悩む多くの子どもたちに向き合い、心の声に耳を傾けてきた。どの子も親が大好きで、「自分が役に立っているだろうか」「必要とされているだろうか」と考えている。しかし思春期になり、親から逃れようとする心と、従おうとする心の葛藤に悩み「心の病」になってしまう。真の解決は、親が子を救い出すのではなく、子に親が救われるのだと分かった時に訪れる。


人は変われる

ちくま文庫
絶望は、始まり。新しい「解釈」によって、人生は必ず変わる。「心の専門家」からの、運命を動かすメッセージ

心を知る技術

ちくま文庫
悩みを抱えた心は、どうすれば癒されるのか?心への理解を深め、自信を持って生きるための技術とは?精神科医からのアドヴァイス。


私は「悪い子」?

学研出版
なぜ悪いことをしたくなるの?万引きやタバコが快感なのはなぜ?リストカットをして自分を傷めるのはなぜ?それは心には「よい子・明るい子」だけじゃなく「悪い子・暗い子」の部分があるから。悪い自分をみつめて上手にコントロールする方法を探りましょう。

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医師紹介

カウンセリング


心理カウンセリング室

心理カウンセリング室

■ 心理カウンセリング ■

当院では、
    (1) 高橋医師のカウンセリングと、
    (2) 心理カウンセラーのカウンセリングの、
2つのカウンセリングを行っています。

◆高橋医師のカウンセリング・診療現在、受付を一時停止しています。「待ちリスト」に登録して順番をお待ちの方が多くなっているためです。

◆心理カウンセラーのカウンセリングは、予約受付中で、待ち時間は1ヶ月程度です。当院では経験豊富で、技術レベルの高い心理カウンセラーを5名配置しています。(5名とも当院が認定する数少ないカウンセラー、「風の木クリニック認定カウンセラー」です。)心理カウンセラーは、常に高橋医師と情報を共有し、治療方針・治療方法をチェックしながらカウンセリングを実施しています。
メールで新規の申込ができます。
予約方法:
ご希望により(1)対面、(2)テレビ電話(Zoom)のいずれかの方法でご利用できます。
下記のカウンセラーのメールアドレスに名前、年齢と相談したい内容を書いておしらせ下さい。
  料金:8000円/50分

 星野紀子カウンセラー(1958年生): counseling1@kazenoki.jp


 粒良知加カウンセラー(1978年生): counseling3@kazenoki.jp


 興津祥子カウンセラー(1974年生): counseling4@kazenoki.jp


 大嵩佳代カウンセラー(1969年生): counseling5@kazenoki.jp


 伊藤智美カウンセラー(1984年生): counseling6@kazenoki.jp


このホームページ・トップにある「診療体制のご案内」も合わせてご覧ください。

高橋和巳医師
・1回 50分 : 15,000円





当院の診察時間内













心理カウンセラー
・1回50分  :  8,000円

・星野紀子 (1958年生)

月曜・火曜・水曜・隔週の土曜

・粒良知加 (1978年生)
木曜(Zoomのみ)

・興津祥子 (1974年生)
月曜

・大嵩佳代 (1969年生)
火曜・水曜・土曜

・伊藤智美 (1984年生)
月曜・木曜




■ カウンセリング時間割 ■

    
KAZE-NO-KI-CLINIC
高橋和巳
星野紀子 ○*z ○*隔週
粒良知加 ○*z
興津祥子
大嵩佳代 ○*z ○*z
伊藤智美 ○*隔週 -

  *隔週:隔週に行っています。
  *隔週/z:隔週で対面とZoom(テレビ電話)専用とを行います。 
  *z:Zoom(テレビ電話)専用です。

    

  興津祥子は非常勤で月2回、月曜日にカウンセリングを行っています。
  通常はコスモスバード・カウンセリング(神田西福田町・下記参照)で業務を行っています。

 

  粒良知加は非常勤で月2回、木曜日にZoom専用のカウンセリングを行っています。
  通常はARC心理オフィス(栃木県宇都宮市・下記参照)で業務を行っています。









■ 当院以外のカウンセラーの紹介 ■

    

当院での高橋医師のカウンセリング予約が取りにくくなっておりご迷惑をおかけしています。このため、当院以外でカウンセリング・相談をご希望の方には高橋医師が推薦するカウンセラーを以下に紹介しています。場所・時間滞や待ち時間のご都合・ご希望に応じて、ご利用ください。

コスモスバード・カウンセリング
興津祥子


東京都千代田区神田西福田町
JR神田駅4分

Arc心理オフィス
粒良知加


栃木県宇都宮市
栃木県宇都宮市桜4丁目

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カウンセリング

アクセス


風の木クリニック

〒102-0092 千代田区隼町3-19 隼町MTビル2F
tel 03-3239-5611/ fax 03-3239-5612

東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅6番出口3分
東京メトロ有楽町線 麹町駅 1番 出口 6分
東京メトロ半蔵門線・有楽町線・南北線 永田町駅 4番 出口 7分

■Google Map はこのページの一番下にあります。


■電車で来院の場合:最寄り駅は3つです。一番近いのは半蔵門駅6番出口で徒歩3分。
■車でご来院の場合:当院の駐車場の準備はありません。お手数ですが近くのビルの地下駐車場やコインパーキングをお探しください。

半蔵門線 「半蔵門駅」6番出口からの経路

■6番出口のエスカレーターを出て右へ:半蔵門駅6番出口の案内に沿ってエスカレーターで外に出てください。6番出口は歌舞伎や浄瑠璃の公演が行われている「国立劇場」方面です。エスカレーターで地上に出たら、そのまま歩道を右へ、6車線の大通り(麹町大通り=新宿通り)を背にして緩やかな下り坂(半蔵門駅通り)をおりていきます。
■半蔵門駅通りの緩やかな坂を下ります:もう後は真っ直ぐです。最初の信号のある四つ角、「左へ300m、国立劇場」と書かれた大きな看板があります。クリニックは真っ直ぐです。
■目印はビル1階のタイヤ屋さんです:風の木クリニックが入っている「隼町MTビル」は目立たないビルですが、1階にタイヤ屋さんが入っていて、歩道にまで自動車のタイヤが積まれています。これが目印です。

有楽町線 「麹町駅」1番出口からの経路

■麹町駅1番出口を出たら大通りを真っ直ぐ進む:1番出口を出ると、そこは麹町大通り(=新宿通り)です。三菱UFJ銀行を背に、左側に6車線の大通りを見ながら、大通りを真っ直ぐ進んでください。大通りの先は皇居の森(半蔵門)ですが、そこからは見えません。
■麹町1丁目の信号を右に曲がる:皇居の森の少し手前、麹町1丁目の信号を右に曲がり、緩やかな下り坂を降りていきます(半蔵門駅通り)。ここまで来たらもうあと2分くらいです。
■目印はビル1階のタイヤ屋さんです:風の木クリニックが入っている「隼町MTビル」は目立たないビルですが、1階にタイヤ屋さんが入っていて、歩道にまで自動車のタイヤが積まれています。これが目印です。

半蔵門線・有楽町線・南北線 「永田町駅」4番出口からの経路

■永田町駅4番出口を出たら平河町森タワーに向かう:4番出口を出ると、そこは青山通りです。頭の上には首都高速4号線が通っています。案内表示にしたがて「平河町森タワー」に向かってください。
■平河町森タワーの敷地内を通り抜けます:森タワーの敷地に入って、ビルの正面玄関に向かって右の奧、ビルの外れに緑地があります。その中の階段を下りていくと、半蔵門駅通りに出ます。そこを左に曲がる、緩やかな登り坂です。あともう1分です。
■目印はビル1階のタイヤ屋さんです:風の木クリニックが入っている「隼町MTビル」は目立たないビルですが、1階にタイヤ屋さんが入っていて、歩道にまで自動車のタイヤが積まれています。これが目印です。

 

半蔵門駅通り(クリニックの前から最高裁判所方面を見る) / ビル入口の看板


 

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アクセス

専門家の方へ


■専門家(カウンセラー・ケースワーカー・援助職・福祉職など)の方へ

   

開業しているカウンセラー、病院などの心理職・カウンセラー、スクール・カウンセラー、病院などのケースワーカー、援助職、福祉職の方々のスーパーヴィジョンを行っています。カウンセリングの仕方、ケースワークの仕方、援助の方法などで迷っていたり困っていたら、どうぞ相談においで下さい。
また、高橋和巳医師が定期的に行っている講座やセミナーを紹介しています。

    

専門家としてどんなことをご希望ですか?

  

スーパーヴィジョン     セミナー・講座

          






 

高橋医師によるカウンセリング・スーパーヴィジョンを行っています。個人のスーパーヴィジョンと2,3名でのグループ・スーパーヴィジョンがあります。

■個人スーパーヴィジョン:1回50分、15,000円
■グループ・スーパーヴィジョン:2〜3名、50分〜100分 15,000円〜30,000円

電話で予約をお受けしています。その時に、「スーパーヴィジョンを希望」とお伝えの上、簡単にカウンセラーとしての経歴と現在、カウンセリングを行っている機関などをお話しください。

スーパーヴィジョンの実際

スパーヴィジョンのやり方は、ご希望に応じてさまざまな方法が可能ですが、下記の3点を軸に助言していきます。
(1)正確な「見立て」はできているか。見立てとは、クライアントの苦しみの本質は何かを表す内容です。それは、クライアントの語る葛藤に表現されている問題の本質です。
(2)見立てに沿って、現在、「治療の段階」はどこまで進んでいるかを検討します。①不安・抑うつ期 ②崩壊期 ③再生期の3段階で進みます。
(3)見立てに沿って、適切な「カウンセラーの言葉」を返せているか。カウンセリングのセッションの最後に、カウンセラーはクライアントを受容する言葉を返します。その言葉は上の①②に沿ったものでなければなりません。

   

高橋和巳医師が講師・スーパーヴァイザーなどを務めている定期開催中のセミナー・事例検討会・勉強会を紹介します。いずれも専門家向け(有資格者)のコースです。
内容や参加資格についてのお問い合わせは各主催団体にお願いします。

HCMカウンセリングセミナー

<見立て8型メソッド>を用いて、治療、カウンセリング、ケースワークでの「見立て」の作り方とそれに基づいた治療・カウンセリング・ケースワークの具体的な方法・技法を学ぶ専門家向けコースです。
開催されるコースは、
  基本コース
  上級コース
  治療技法コース
の3つがあります。
<参加資格>は、守秘義務を持った有資格者です。
HCM カウンセリングセミナーの詳しい案内は、下記のサイトをご覧下さい。

   HCM カウンセリングセミナー

 

 

児童虐待防止支援者のための講座

■ 児童虐待防止支援者のためのケースワーク・カウンセリング講座
 児童虐待にかかわる専門家のためのコースで、[参加資格]は、守秘義務を持った有資格者です。
詳しい案内は、下記のサイトをご覧下さい。

児童虐待防止のための支援者講座

■ 虐待事例検討会
 参加者から提示された実際の事例を検討して、見立てを立て、支援の方針を立て、具体的なケースワーク・カウンセリングの方向を検討します。[参加資格]は、守秘義務を持った有資格者です。
詳しい案内は、下記のサイトをご覧下さい。

児童虐待防止のための支援者講座


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